事務所は三鷹で元とうふ屋。





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#09 壁を塗る。

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作業開始前の二階。廃材も撤去されキレイな状態ですが、やはり古びた印象は拭えません。うまくリフォームできるといいのですが……

いよいよ最大の難関である

二階の壁塗り作業の日がやってきました。



相真工務店さんが年に一度の社員旅行のため

二日ほど作業がお休みということなので

この間に壁塗りを終えてしまうことにしました。



今日のノルマは壁材剥し、下地処理、柱と梁のペンキ塗りです。

10時に集合し、11時から壁材はがしに取りかります。



道具や材料などは前回の押入れのリフォームで

使ったもものにくわえ、必要なものを事前に購入しておきました。


さて素人による本格的なリフォームの開始です。

はたして無事にこのノルマを達成することができるのでしょうか?

ここからは画像とともに作業の様子を紹介していきましょう。

P1010980.JPGP1010985.JPGまずは壁に付着した壁材をはがします。水をふくませると糊が溶けてはがれやすくなるほかに壁材が空気中に舞うのを防げます。最初は霧吹きを使ってましたが面積が面積などで効率が悪く、デッキブラシで水洗いするという荒々しい手段を使うことにしました。汚れないようポリプロピレン製の防塵服(¥498)で全身を完全ガード。こちらはアスクルで購入しました


P1010995.JPGP1010981.JPGひたすら壁を水浸しにすること30分。ようやく全体を湿らせることができました(同時に壁材も相当量はがれました)。この作業は当然ながら水まみれになるので床は養生シートで覆ってあります。あまり一般の家庭などではおすすめできないやりかたです。ちなみにこの防塵服、汚れを防げる優れものですが空気を通さないためじつは大変暑いです……


P1020002.JPGP1010998.JPG壁材をはがします。道具は大きな鉄製のヘラを基本に場所によってたわしやワイヤーブラシなどを使いわけました。さほど力を入れなくともボロボロとはがれ落ちます。作業中はケガや手荒れの防止にゴム手袋や軍手などは必須です。意外に枚数を使うので100円ショップなどで購入。出費はすこしでも押さえましょう


P1020006.JPGP1020008.JPG高いところなどは脚立を使って作業します。こうして壁材はがしは一時間ほどで終了。キレイになりました! 壁の地がむきだしです。いままでは気づきませんでしたが、すきまやヒビ、えぐれてる箇所などが結構あります。これは塗装前に補修しなくてはなりません。ビックリしたのはマスクの汚れ。真っ黒でびっくりしました。いままでこれを吸いこんでいたかと思うとゾッとします……


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下地処理です。すきまやヒビを埋めるのにはコーキング剤を充填していきます。材質はいくつかあるので用途にあわせて使いわけましょう(専用のコーキング・ガンに装着して使います)。あまり家庭では使うことのないものですがホームセンターなどで安価で購入できます。思った以上にすきまが多いですね……。白い部分がコーキング剤を充填したところです


P1020024.JPGP1020025.JPGコーキング剤では埋められない大きな穴などにはセメントを使用しました。木っ端などで穴を埋め、セメントを流しこみます。セメントは家庭用セメントを購入。少量で速乾性のあるものが使いやすくて便利でした。セメントは水に溶かして使います。はじめての左官工事ですがうまくできているでしょうか? ここまでで午前中の作業は終了。休憩を取らないとケガのもとになるのでしっかり休みましょう


P1020028.JPGP1020029.JPG午後から作業再開。まずはマスキング。柱と梁を黒く塗るので、黒で塗りたくない箇所のみ覆います。押入れの塗装で経験ずみなので慣れたもの……と思いきや、まさかのトラブル。用意していた養生テープを使い切ってしまいました……。考えていた以上に面積が広かったようです。工具や材料はあらかじめしっかり確認しておきましょう。作業を中断して買い出しに行くのは妙にテンションが下がるのです……


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マスキングが終わったら再度、防塵服に着替えてペンキ塗りです。マスキングをしていない箇所も多いですが、これは後日に壁を白く塗ってしまうので、多少はみだしてもOKとの判断でそうしました。本当は黒が透けてしまう危険性があるのでおすすめできないのですが、なんとかなるでしょう!


8ECA905E2011-11-13201820192025.jpg8ECA905E2011-11-13201820192012.jpg18時過ぎ、塗装が無事終わりました。まだ見違える……ほどでないですがだいぶキレイになりつつあります。明日は壁に白を塗って仕上げます。この日はこれにて作業終了! 予想以上にサクサク進みました。達成感と疲労感で思わず夜の街に繰り出したくなりますが、そうするにはあまりに全身が汚れていたのでした……


P1020041.JPGP1020052.JPG翌日です。昨日同様に10時に集合し、まず黒で塗った柱と梁をマスキングします。今日は壁の塗装のため、念入りに床の養生も。昼食ののち、午後からはいよいよ壁のペンキ塗りです。「昨日の調子だと夕方には終わるんじゃない?」。このときわたしたちはこれからの作業がどれだけ過酷なものかを知らずにいたのでした……


P1020060.JPGP1020062.JPGいよいよ壁塗りです。壁に漆喰(消石灰)を上塗りしてから塗装する方法もありますが、試し塗りをしてみた様子から直に塗装してしまうことにしました。塗壁には水性塗料の白を使用。まず、ギジュツ部が水で薄めたペンキを試し塗りをしながらちょうどいい案配を探ります。壁はローラーで塗るため、ローラーが届きそうにない縁の部分を最初にハケで塗ります。マスキングは大丈夫でしょうか? どうか染みませんように……


P1020067.JPGP1020066.JPGローラーで壁を塗り始めました。なかなか順調に進んでいるようですが……じつはこれが超重労働! コンクリートで塗られた壁は小さな凹凸があり、この凹箇所にペンキが入っていかないのです。ペンキを薄めてしまえば凹箇所にも入りますが、そうすると壁の地が透けてしまいます。検討の末、ペンキは濃いめに調合し、渾身の力をこめてローラーを壁に押しつけながら作業するのがベストと判断。これが筋肉痛必至の作業で……


8ECA905E2011-11-14202020082012.jpg8ECA905E2011-11-14202020082043.jpg8ECA905E2011-11-14202020082022.jpgP1020072.JPGいっこうに終わる気配のない二部屋分の塗装に心が折れそうになることしばしば。結局、7時間近くかかってようやく塗装終了。写真を撮る余裕さえないほどの過酷な作業に腕はもちろんのこと、すでに全身が悲鳴を上げています。ちなみに白く塗られていない部分(押入れ跡)は後日、板が貼られるため未塗装に。塗装を終えた部屋を眺めるその姿はもはや業者の方のようですらあります(姿のみですが)。なにはともあれなんとか終わりました!


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上から壁材剥がし後、柱塗装後、壁塗装後の画像です。すこしづつではありますがキレイになっているのがわかるでしょうか? 試行錯誤の連続の末、なんとか完成に近づいてきました

こうして二日間にわたる二階の塗装作業が終わりました。

予想以上の重労働でした。



近年のリフォームで壁をペンキで塗装することはあまりなく、

ほとんどがクロス(壁紙)を貼って仕上げるため

自分たちでリフォームしてもここまで過酷ではないと思われます。



ではなぜペンキで塗装しようと思ったかといえば



1)塗装のほうが簡単(な気がしたから)

2)塗装のほうがコストが安くおさえられそう(な気がしたから)



という素人の勘違いもありますが



「ペンキを厚塗りした壁にしたかったから」



というどうしようもなく単純な理由からでした。



実際は手間やコスト面ではクロスを貼って

仕上げたほうが良かったのでしょう。

仕上がりもキレイだったと思いますし、

ローラーを壁に押しつけるあの重労働はせずにすみました。



でもそうせず、ペンキを塗りました。



能率や効率、仕上がりのキレイさではなく、

「そのほうが面白そう」

と思ってしまったからなのです。



オフィスビルやマンションではなく、

廃屋同然の元とうふ屋を事務所にしようと

思った理由もまたしかりでした。



「そのほうが面白そう」



たったそれだけの理由にあらがうことが

わたしたちにはできなかったのです。

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第8回 電気編(2)分電盤を見てみよう


あけましておめでとうございます。アンダーセル・エルティーディー・ギジュツ部です。この引越しコンテンツもゆるゆるしているうちに年をまたいでしまいました。では後半戦気を引きしめて参りましょう。電気編の後編です。

電気工事については電気設備工事業者と東京電力にお願いすることになります。本文でも書いているとおり電気設備工事業者は株式会社電気防災さんにお願いしました。

具体的には、電気防災さんには単相二線式から単相三線式へ電線の引きこみ変更工事をお願いします。東京電力さんは単相二線式の電力量計とアンペアブレーカーを単相三線式の電力量計と契約内容に応じたアンペアブレーカーに交換してくれます。アンペア数は移転前の事務所での電力使用量から見積もって60A(アンペア)としました。これは一般家庭でよく使われる「従量電灯B」という契約での最大量となります。

8-1.jpgこれが単相3線の電力量計です。一般家庭でもよく目にするヤツですね。とくにめずらしくもありませんが、交換したばかりなので新品です。



8-2.JPGこちらが室内の分電盤です。



8-3.JPGふたをはずすとこうなります。



8-4.jpg左側のこの部分がアンペアブレーカーです。電流制限器やリミッターとも呼ばれます。「60A」と「単3」の表記が見えますね。契約の電流量(ここでは60A)より多い電流が流れた場合、自動的にスイッチが切れる(ブレーカーが落ちる)しくみになっています。エアコンと電子レンジとドライヤーを同時に使ってブレーカーが落ちるなんて経験はみなさんありますよね? 電力量計からアンペアブレーカーまでが東京電力の設備となります。


8-5.jpgセンターのこの部分が漏電ブレーカーです。アンペアブレーカーが契約電流量で電流を制限するためのブレーカーであるのに対し、こちらは漏電時の火災や感電事故を防ぐための大変重要なブレーカーです。



8-6.jpg右側が配線用ブレーカーです。6系統に分配できるようになっていますが、弊社の場合は「1階台所(と2階サーバ・スペース)」「1階」「2階(ただし2階サーバ・スペースを除く)」という若干変則的な3系統の配線になっていました。写真でもわかるように4〜6は結線されておらず未使用です。それぞれ20Aのブレーカーになっていますが、アンペアブレーカーとは違い20Aの125%使用時にスイッチが切れるしかけだそうです。



はてさて余談とはなりますが、ブレーカーが落ちた時の復旧方法について一席。

配線用ブレーカーが落ちた場合、これは話が早いですね。原因は電気の使いすぎで、原因の場所はだいたい特定できています。そこで原因となる電気機器をさがし、スイッチを切ってから落ちた配線用ブレーカーを入れればよいわけです。

アンペアブレーカーの場合もほぼ同様です。原因は使いすぎですから、原因となる電気機器のスイッチを切ってからブレーカーを入れます。原因の電気機器がわからない場合は、配電ブレーカを全系統OFFにしてからひとつづつONにしていき原因の機器がある範囲をせばめてしらべます。まぁ弊社の規模だとそこまでしないでも原因は特定できちゃうと思われますが。

問題は漏電ブレーカーが落ちた場合です。

すぐに漏電ブレーカーをONにすると火災や感電事故となる場合があります。こちらの手順を参考に漏電している配線を確認し、すぐに電気工事店または電力会社へ連絡しましょう。

そんなわけで電気まわりはギジュツ部がボンヤリしているあいだに電気防災さんと東京電力さんが全部片づけてくださいました。

最後の仕事は電気工事がすべて完了したのちに行われた東京電力さんによる検査の立ち会いでした。電力量計と分電盤を確認していただき「大丈夫ですね」の一言をいただいて終了です。ホッ。

次回はISP(インターネット・サービス・プロバイダー)とレンタルサーバーの選定です。

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